ChatGPTでSNS投稿文を作る手順|X・Instagramの下書きを初心者向けに解説

ChatGPTに「Xの投稿文を作って」と頼んで、返ってきた文章をそのまま貼れなかった。当たりさわりのない言い回しが続いて、自分のアカウントから出す文章には見えない。SNS投稿文を作るとき、こんなことがよく起こりませんか?

原因のひとつは、ChatGPTに渡している情報の少なさです。記事なら「このキーワードで3,000字」と言えば方向が決まります。SNSは文章が短いので、「誰に何を伝えるか」が曖昧だと、そのまま当たり障りのない文章になりやすくなります。

この記事では、ChatGPTでXとInstagramの投稿文を下書きするまでの手順をまとめます。投稿前に決める3つのこと、そのまま使える依頼文、出てきた文章の直し方、投稿前の確認までを順番に進めます。

この記事でわかること

短い投稿ほど、書く前の準備が大切

  • 01 短い投稿がうまくいかない理由 記事と違って足場が少ないので、方向を決めないまま書くと当たり障りのない文章になります。
  • 02 書く前に決める3つのこと 読み手、伝えること1つ、読んだあとにしてほしいこと。
  • 03 XとInstagramで依頼文を変える そのままコピーできる依頼文を、媒体ごとに用意しました。
  • 04 出てきた文章の直し方 AIっぽさが出やすい箇所は決まっています。そこだけ見ます。
  • 05 投稿前に確認すること 事実、他人の文章の扱い、宣伝を含むときの書き方。

SNS投稿文は、短いぶん迷いやすい

記事を書くときは、見出しが決まれば中身は埋まっていきます。構成という足場があるからです。ところがSNS投稿文には足場がありません。2〜3行で終わるので、どこから書いても形だけは整い、そのぶん「これでいいのか」が判断できません。

ChatGPTに「AI副業について投稿文を作って」と頼むと、たいてい「AIを活用すれば効率的に副業を進められます」のような文章が返ってきます。間違ってはいませんが、誰に向けた話なのかが分かりません。指示に読み手が入っていないので、全員に当てはまる言い方を選ぶしかないのです。

ここを埋めるのは、ツールの使い分けではなく、投稿の前に決める数行です。次の3つを先に決めます。

書く前に決める3つのこと

1. 誰が読むのか

「初心者」では、どこまで初心者なのかがわからないですよね。なので、どの段階で止まっている人かまで決めます。たとえば「ChatGPTは触ったことがあるが、副業として何をすればいいか分からない人」と「自分のnoteやブログは始めたが、SNSで何を投稿すればいいか迷っている人」では、同じテーマでも刺さる文章が変わります。

2. この投稿で伝えることを1つに絞る

言いたいことが2つある投稿は、核となるメッセージがブレてしまいます。「AIで時間が短くなる」と「最後は自分で直す必要がある」を1つの投稿に入れると、読み手は結局どちらの話なのか判断できません。2つあるなら、2回に分けます。

3. 読んだあと、何をしてほしいか

保存してほしいのか、記事を読んでほしいのか、返信で経験を教えてほしいのか。ここが決まると、投稿の最後の一行が自動的に決まります。逆にここが空だと、締めの言葉が毎回「ぜひ試してみてください」になります。

この3つはメモ1行ずつで足ります。時間をかけるところではありません。決めずにChatGPTへ投げると、あとで直す時間のほうが長くなります。

Xの投稿文を作る

Xは、1つの投稿で1つのことを言い切る場所です。流れが速いので、前置きから入ると本題に届く前に読み手は次へ進みます。決めた3つのうち「伝えること1つ」を、最初の1行に置くのが基本です。

もうひとつの特徴は、返信で会話が続きやすいことです。読んだあとにしてほしいことを「返信で教えてほしい」にすると、この特徴とかみ合います。逆に、資料として残したい内容はXには向きません。

依頼文は次の形にします。角かっこの中を自分の内容に置き換えて使ってください。

Xに投稿する文章の案を3つ作ってください。

読み手:[ChatGPTは触ったことがあるが、AIをどう副業につなげればいいか分からない会社員]
この投稿で伝えること(1つだけ):[AIに書かせた文章は、最後に自分で直す工程が必要になる]
読んだあとにしてほしいこと:[同じことで困った経験を返信で教えてほしい]
1案の長さ:[140]字以内

条件:
- 各案は、最初の1〜2行で何を伝える投稿か分かるようにする
- 前置き、あいさつ、「いかがでしたか」のような締めを入れない
- 誇張した数字や成果を書かない
- 絵文字は使わない
- 3案はそれぞれ切り口を変える(読み手への問いかけから / 手順の一部を見せる / そう考える理由から)
- 経験していないことを、経験したように書かない。実際の失敗談を私が渡していない限り、
  「私は以前〜して失敗しました」のような体験は作らない

案を3つ出させるのは、選ぶためではなく比べるためです。1案だけ見せられると、それが良いのか判断できません。3つ並ぶと、自分の言い方に近いものが分かります。

最後の条件は外さないでください。切り口として「失敗談」は強いので、指示しないとAIは体験を作って埋めます。自分に該当する失敗があるなら、それを依頼文に書いて渡したうえで書かせます。

補足

「1案の長さ」を入れておかないと、Xに収まらない長さで返ってくることがあります。投稿できる文字数はアカウントの種類や仕様の変更で変わるので、投稿画面のカウンターで確認した上限を、角かっこに入れて使ってください。

Instagramのキャプションを作る

Instagramは、画像やカルーセル(複数枚のスライド)が主役の場所です。キャプションはその置き換えではなく、画像を見た人が次に知りたいことを補う場所になります。ここがXと逆で、Xはその場で読んで流れていきますが、Instagramはあとで見返すために保存されます。手順や条件のような「後から使える情報」と相性がいいのは、こちらです。

キャプションには長めの文章も入りますが、一覧に並んだ状態で全文が見えるわけではありません。どこまで見えるかは表示のされ方で変わるので、投稿前に自分の画面で冒頭の見え方を確認してください。いずれにしても、最初の数行だけで内容が伝わるようにしておくと安心です。

Instagramのキャプションの案を2つ作ってください。

投稿する画像の内容:[AIに書かせた文章を直す前と後を並べた1枚]
画像に入っている主な文言:[修正前:AIを活用すれば効率的に進められます / 修正後:抽象的な言い回しを自分の作業の言葉に置き換えた]
読み手:[ChatGPTは触ったことがあるが、AIをどう副業につなげればいいか分からない会社員]
この投稿で伝えること(1つだけ):[AIに書かせた文章は、最後に自分で直す工程が必要になる]
読んだあとにしてほしいこと:[あとで見返せるように保存してほしい]

条件:
- 最初の2行で、読み手が自分のことだと分かるようにする
- 画像の説明を繰り返さず、画像を見た人が次に知りたいことを書く
- 手順を書く場合は3ステップまで
- ハッシュタグは本文と分けて、最後に5個までで提案する
- 誇張した数字や成果を書かない
- 経験していないことを、経験したように書かない。画像やこちらが渡した情報に無い
  体験談・成果・数字は作らない

出てきた文章を直す

案が出たら、そのまま投稿せずに直します。見るところは決まっていて、短い投稿文では次の3つに集中します。

  • 抽象的な言葉(「効率的に」「活用して」「最適化」)が具体的な動作に置き換えられるか
  • 自分が経験していないことを、経験したように書いていないか
  • 最後の一行が、決めておいた「してほしいこと」と合っているか

下は、直す前と直したあとの例です。どちらも説明のために用意した文章で、実際に投稿したものではありません。伝えたいことは同じですが、抽象語を自分の動作に置き換え、締めを「してほしいこと」に合わせています。

直す前(ChatGPTの案・例)

AIを活用すれば、記事作成を効率的に進められます。ただし、最終的には人の目による確認が重要です。AIと人間の役割を最適化し、質の高いコンテンツを目指しましょう。ぜひ試してみてください。

直したあと(書き方の例)

AIに下書きを書かせると、構成づくりにかかる時間はたしかに短くなります。ただ、そのまま出すと「どの記事にも書いてある話」になりがちです。下書きができたら、抽象的な言い回しを実際の作業の言葉に置き換えます。同じところで止まった方、どう直していますか。

直したあとの例に、数字はあえて入れていません。「30分が5分になった」と書けば説得力は上がりますが、その数字を自分で測っていないなら書けません。投稿文は短いので、1つの数字の重みが記事より大きくなります。測ったものだけ書く、と決めておくほうが迷いません。

AIが書いた文章のどこに癖が出るかは、記事の下書きでも同じです。長い文章を直す場合の手順は、Claudeで書いたnote記事がAIっぽい?自然な文章に直す5つの方法で扱っています。

投稿する前に確認すること

投稿ボタンを押す前に、次を確認します。どれも短時間で終わるものです。

  • 書いた数字や事実が、自分で確認したものになっているか
  • 他人の投稿や記事の文章を、そのまま使っていないか(引用するなら出どころを書く)
  • 商品やサービスを紹介して報酬を受け取る投稿なら、宣伝であることが分かる書き方になっているか
  • 読んだ人ができることが、投稿の中に書かれているか
  • 自分のアカウントの過去の投稿と、文体が大きく違っていないか

最後の項目は見落としやすいところです。投稿ごとに文体が変わると、読み手はアカウントの人物像をつかめません。ChatGPTを使うときは、うまい文章より、いつもの自分に近い文章を選ぶほうが続きます。

まとめ

ChatGPTでSNS投稿を作るときは、先に「誰に向けるか」「何を1つ伝えるか」「読んだあとに何をしてほしいか」を決めます。この3つをメモしてから依頼すると、返ってくる文章が自分の投稿に使いやすくなります。

あとは出てきた文章から、抽象的な言い回しや自分が経験していない内容を削っていけば足ります。

まずは1投稿だけ、3つの項目をメモしてからX用の依頼文を試してみてください。

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