サービスを1つ公開した。あとは待つだけ、のはずだった。通知は来ないまま何日も過ぎて、サービスページを直してみても反応がない。この記事は、そこで止まっている人向けの手順です。
ココナラには、出品して待つのとは別に、すでに投稿されている依頼に自分から提案して受ける道があります。「ココナラ募集」という名前の機能で、仕事を頼みたい人が先に依頼を出し、対応できる人が応募する形です。待っているあいだに動かせる場所が、ひとつ増えます。
扱うのは、AIで作れるもののうちココナラに出していいものを区分けして、募集を1件選び、提案を1通送るまでです。登録と初出品の操作はココナラの始め方(無料登録から初出品まで)に、何を商品にするかの考え方はココナラでAI副業は稼げるかにあります。この記事はその続きで、公開したページを直す以外の打ち手です。
最初に順番をひとつ入れ替えます。募集を探す前に、自分が作れるものがココナラで出していいものかを確かめるのが先です。AIで作ったものは、種類によって扱いが分かれていて、そこを知らずに提案すると、取り下げの対象になります。料金・手数料・ルールはすべて公式ヘルプで2026年10月19日に確認した内容で、節ごとに出典を置いています。
この記事でわかること
出品して待つ形と、投稿済みの依頼に提案する形は、必要な準備も手数料も違います。
- 01 待つ形と提案する形の違い 依頼が先に出ているので、読んでから受けるかを決められます。サービスを出品していなくても応募できます。
- 02 AIで作ったもののうち出せる範囲 イラストと文章で扱いが分かれます。公式が出品禁止としている例と出品可能としている例を並べます。
- 03 提案の前に済ませる設定 ココナラ募集への投稿・応募・質問にはSMS認証が必要です。ここが済んでいないと応募できません。
- 04 提案に入れる3つと、入れないもの 提案内容・提案額・完了予定日の3つです。完成した作品を添えるのは控えます。
- 05 手数料と、返事が来ないときの期限 単発型の手数料と、継続型で手数料が発生しない代わりに反映されないもの、応募が自動で終わる日を確認します。
出品して待つ形と、提案して受ける形の違い
出品は、自分のサービスページを並べて購入を待つ形です。サービスを公開して待つだけだと、購入されるまで受け身になりやすくなります。
ココナラ募集は向きが逆で、依頼が先に文章になっています。何をしてほしいのか、予算はいくらか、いつまでかが書かれた状態で並んでいるので、読んでから受けるかどうかを決められます。受けられないものは飛ばせます。
| 見るところ | 出品して待つ | 募集に提案する |
|---|---|---|
| 依頼の有無 | 購入されるまで分からない | 依頼が先に投稿されている |
| 自分が動かせる場所 | 公開したサービスページ | どの募集に、どう提案するか |
| サービスの出品 | 必須 | 出品していなくても応募できる |
| 取引の相手 | 購入した人 | 募集を投稿した人 |
3行目は公式ヘルプに「ココナラ募集は、サービスを出品していなくても応募が可能です」と書かれています。出品が済んでいない段階でも応募はできる、という意味です。ただし後述のSMS認証は必要なので、アカウントの設定だけは先に済ませることになります。
応募すると、依頼者に何が見えるか
応募したあと、依頼者の画面には4つが表示されます。応募内容・販売実績・評価・納品完了率です。提案文だけでなく、これまでの取引の記録も並んで見えることになります。
実績が0件の段階では、販売実績・評価・納品完了率では差をつけにくくなります。だから最初の数通は、提案内容の中で「依頼を読んだうえで応募している」と伝わる文章に手間をかけます。具体的に何を書くかは、下の提案の節で扱います。
出品していなくても応募できること、依頼者に表示される4項目はココナラ募集の流れ(単発型/応募者向け)とココナラ募集とは(単発型)で2026年10月19日に確認した内容です。
AIで作ったもののうち、ココナラに出せるのはどれか
ここが募集を探す前に確かめる部分です。ココナラはAI技術を使った出品について、出品できる範囲を一部制限しています。公式ヘルプには「AI技術自体を否定する意図はございませんが、プラットフォームとして安全性を担保するため、出品可能な範囲を一部制限させていただいております」と書かれています。
公式が例として挙げているのは次のとおりです。
| 出品できる例 | 出品が禁止されている例 |
|---|---|
| AIにより生成した文章の記事 | AIにより生成したイラスト画像 |
| AIにより生成した写真画像 | AIにより生成したイラスト画像を素材として一部使用した成果物 |
| AIにより生成した写真画像を素材として一部使用したサムネイル画像や動画 | AIを用いたイラスト作成のサービス |
| AI技術に関するノウハウ記事やPDF資料 | — |
分かれ目はイラストです。AIで生成したイラスト画像は出品が禁止で、それを素材として一部に使った成果物も同じ扱いになります。サムネイルの背景に1枚混ぜる形も含まれます。一方で、AIで生成した文章の記事、写真画像、AIの使い方をまとめた資料は出品できる例として挙げられています。
注意
公式は、取り下げ後に該当箇所を修正せず再度出品した場合、予告なくアカウントの停止または機能の制限をする場合があると書いています。イラストをAIで作って提案するのは、取引1件の話では済まなくなります。
自分が出せるものを、先に1行で決めておく
募集を見始める前に、メモに1行書きます。「自分が出せるのは、AIで下書きを作って自分で整えた文章」のような形です。これが決まっていないと、画面に並ぶ依頼のうちどれを飛ばすべきかを毎回考え直すことになります。
書くときは、使った道具ではなく納品物の種類で書きます。「ChatGPTを使えます」ではなく「ブログ記事の下書きと構成」です。依頼者が探しているのは納品物で、道具は手段だからです。
もう1つ、納品物の使用範囲も先に決めます。公式は出品者側の注意事項として、成果物の使用範囲(商用利用・二次利用・著作権譲渡の可否)をサービスページに書くか、事前に相手と調整しているかを挙げています。提案の時点で決まっていれば、後から揉める場所が1つ減ります。
AI技術を使った出品の区分と出品者側の注意事項は知的財産権、著作権等を侵害するサービスとAI技術を使用した出品に対するスタンスで2026年10月19日に確認した内容です。ルールは変わることがあるため、提案の前に公式ページで確認してください。
提案の前に済ませる設定
公式ヘルプに「ココナラ募集への投稿・応募・質問はSMS認証が必要です」と書かれています。SMS認証が済んでいないと、応募も質問もできません。電話番号を登録して、届いた番号を入れる操作です。
通常のサービスを出品するだけなら、この認証は必須ではありません。だから初出品まで進んだ人でも、ここが未設定のまま残っていることがあります。手順はココナラの始め方の会員情報の設定の工程にあります。募集に応募するなら、ここは「必要になったら」ではなく先に済ませる設定です。
SMS認証が必要であることはココナラ募集とは(単発型)で2026年10月19日に確認した内容です。
募集を探して、受けられるものだけを選ぶ
- 単発の仕事の一覧を開くパソコンなら受注者モードのヘッダーの【仕事を探す】から【単発の仕事】を選びます。スマートフォンのブラウザは左上の3本線から同じ順、アプリは画面下部の【出品/働く】から【仕事を探す】→【単発の仕事を探す】です。
- 依頼の文章を最後まで読む何を納品するのか、予算、期日を読みます。前の節で決めた1行に当てはまらないものは、ここで飛ばします。
- 分からないことは質問する予算や依頼内容について確認したいことがあれば「募集者へ質問する」から問い合わせできます。提案額を決める材料が足りないまま金額を書くより先です。
- 提案するものをブックマークするブックマークした募集は、受注者メニューの「応募管理」から見返せます。1件目から提案文を書き始めるより、3件ほど並べて選ぶほうが決めやすくなります。
提案額には下限があります。募集はカテゴリごとに最低依頼価格が定められていて、それを下回る提案額は設定できません。金額は募集のカテゴリによって違うので、提案画面で確認します。安く出せば通りやすい、という調整ができる範囲には底があるということです。
飛ばす依頼を決めておく
読まずに飛ばせる形にしておくと、探す時間が短くなります。前の節のルールから出てくるのは、次の3つです。
- イラストの制作を求めている依頼。AIで作るなら出品が禁止されている範囲に入ります
- 完成品を先に見せることが前提になっている依頼。次の節のとおり、ココナラ募集は作品を見比べて選ぶ形には対応していません
- 自分の対応範囲を超える依頼。前の節で決めた1行に当てはまらないものです
- 予算や納期が合わない依頼。質問しても合わないままなら、ここで外します
募集の探し方、募集者への質問、ブックマークの確認場所、最低依頼価格、応募内容の注意事項はココナラ募集の流れ(単発型/応募者向け)で2026年10月19日に確認した内容です。
提案に入れる3つと、入れないもの
応募の画面で入れるのは3つです。
- 提案内容。何をどこまでやるかを具体的に書きます
- 提案額。募集者が設定した予算を踏まえて決めます。設定した提案額が、そのまま「販売価格」になります
- 完了予定日。提供が完了する目安の期日です
提案額がそのまま販売価格になる、というのが出品と違うところです。出品では自分のページに価格を並べますが、ここでは1件ごとに金額を決め直します。作業量と期日が読めないうちは、質問して材料をそろえてから書くほうが確実です。
1通の文章の組み立て方そのものは、クラウドソーシングの応募文と大きく変わりません。実績が0件のときに何を書くかは応募文に何を書くかにまとめてあります。ここではココナラ募集に固有の部分だけを足します。
完成した作品を添えない
公式ヘルプは、ココナラ募集ではコンペ形式のように「何人かの作品を比較した上で良かったもののみ採用する」ことができないため、完成した作品や完成形に近いレベルまで仕上がった作品を提案するのは控えるよう案内しています。
熱意を示すために1本仕上げて添える、という方向は取れないということです。代わりに提案内容で示せるのは、進め方と範囲です。どういう手順で作るか、何回まで修正に対応するか、何を渡して何を渡さないかを書きます。過去の実績を見せる場合は、公開してよい既存の実績か、自分で作ったサンプルを使います。
応募が削除される4つの基準
公式は、次のどれかに当たる応募を運営側で削除する場合があるとしています。
- 利用規約やルールに反する内容の場合
- 内容が提案ではない場合
- 応募内容が不明な場合
- その他運営側で不適切と判断した場合
2番目と3番目は、定型文をそのまま送ったときに当たりやすい形です。「ご依頼を拝見しました。ぜひお手伝いさせてください」だけでは、提案ではなく挨拶です。依頼の文章にある条件を1つ引いて、それに対して何をするかを書くと、提案の形になります。
送信後も、提案内容・提案額・納期は必要に応じて修正できます。受注者メニューの「応募管理」から応募の一覧を開いて選びます。ただし修正する前に募集者が読む可能性があるので、提案内容・金額・完了予定日の3つは送信前に確認しておきます。
応募内容の3項目、完成品の扱い、修正の方法はココナラ募集の流れ(単発型/応募者向け)、削除の基準は規約違反となるココナラ募集の応募内容(単発型)で2026年10月19日に確認した内容です。
手数料と、返事が来ないときの期限
提案が購入されると、出品者と購入者だけが見えるトークルームが開きます。取引が完了したときに、販売時の手数料22%を差し引いた額が売上金になります。この22%には消費税10%が含まれていて、公式の内訳は手数料20%×1.1です。
公式が載せている計算例は、販売総額125,000円のトークルームで、125,000円から125,000円×0.2×1.1を引いて97,500円が売上金になる、という形です。この手数料は通常のサービス・見積り相談・ココナラ募集に共通です。提案額を書くときは、この22%を差し引いた額が、ココナラ上の売上金として計上される前提で考えます。
継続型は手数料が発生しない。代わりに実績が付かない
ココナラ募集には、1回で完結する単発型と、稼働時間に対して支払われる継続型(時給・月給)があります。手数料と実績の扱いが違います。
| 見るところ | 単発型 | 継続型(時給・月給) |
|---|---|---|
| 応募者の手数料 | 22% | 発生しない |
| 募集者の手数料 | 5.5% | 30%(時間単価)/20%(月額単価) |
| 実績・評価・納品完了率 | すべて反映される | 反映されない |
| 支払いの対象 | 納品物 | 稼働時間 |
継続型は応募者に手数料が発生しません。ただし実績・評価・納品完了率はいずれも反映されません。前の節で見たとおり、応募したときに依頼者へ見えるのはその3つと応募内容です。つまり継続型の取引を重ねても、ココナラ上の販売実績・評価・納品完了率には反映されません。
実績表示を増やすことと、手数料を抑えることは別の目的だということです。実績表示を増やすことを優先するなら、単発型から探すほうが目的に合います。
応募は7日で自動的に終わる
提案を送ったあと、いつまで待つのかも決まっています。購入期限は、募集終了日から7日間です。募集終了日は、募集者が投稿時に設定した募集期限か、募集者が手動で募集を終了した時点です。
すぐに返事がなくても、購入期限までに購入されなければ、期限の翌日に不採用通知がメールとサイト内の通知で自動で届きます。1件の返事だけを待たず、次の募集も並行して探せます。
販売時の手数料と計算例は販売時の手数料について、単発型と継続型の比較はココナラ募集とは(単発型)、継続型の手数料は継続(時給/月給)案件の手数料について、購入期限はココナラ募集の流れ(単発型/応募者向け)で2026年10月19日に確認した内容です。手数料と期限は変更される場合があるため、提案の前に公式ページで確認してください。
まとめ
出品して待つ形で手が止まったら、投稿済みの依頼に提案する側へ回れます。順番は、自分が出せるものを1行で決める → SMS認証を済ませる → 単発の仕事を3件読んで1件選ぶ → 提案内容・提案額・完了予定日を書いて送るです。
今日のうちに終えられるのは、1行のメモとSMS認証の2つです。提案は送信後も直せますが、募集者が先に読むこともあるので、提案内容・金額・完了予定日の3つは送る前に読み返します。

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