ブログを作って、いざ書こうとしたら手が止まった。そんな経験ありませんか。
私も最初、真っ白な編集画面を開いたまま30分過ぎたことがあります。何を書けばいいのか分からない。書き始めても、これで合っているのか分からない。
書けない原因は、たいてい文章力ではありません。誰に向けて、何を書くのかが決まっていないだけです。そこさえ決まれば、あとは順番どおりに進められます。
この記事では、1本の記事を書き上げるまでの手順をまとめます。
この記事でわかること
- 集客記事と収益記事の違い、どちらから書くか
- 書く前に決めておく3つのこと
- キーワードの決め方と、競合記事の見方
- 記事の型(タイトル・導入・本文・まとめ)
- 広告リンクを置く場所
- AIをどこまで使うか
記事には2つの役割がある
アフィリエイトブログの記事は、大きく2種類に分かれます。
集客記事 — 検索から人を集める記事です。読者の悩みや疑問に答えます。商品を売る場所ではないので、無理に紹介を入れる必要はありません。
収益記事 — 商品やサービスを紹介する記事です。集客記事を読んだ人や、すでに商品を検討している人が読みます。
この2つをつないで、集客記事から収益記事へ読者を送る。この形が1セットです。
どちらから書くか
先に収益記事を1本書くのがおすすめです。
集客記事をいくら書いても、送り先がなければ成果になりません。まず紹介したい商品の記事を1本作って、そこへ向けて集客記事を足していく。この順番だと、書いた記事が無駄になりません。
ただ、収益記事は書くのが難しいです。商品を使った経験がないと書けることが少ないので、実際に使ったものから始めてください。
書く前に決める3つのこと
編集画面を開く前に、この3つをメモしてください。紙でもスマホでも構いません。
1. 誰が読むのか
「初心者」だけだと曖昧です。「WordPressを開設したばかりで、プラグインを入れるのが怖い人」くらいまで具体的にします。
一番いいのは、少し前の自分を思い浮かべることです。何が分からなくて、何を調べていたか。それを思い出せる相手なら、書くことに困りません。
2. その人は何に困っているのか
読者が検索するときの気持ちです。「知りたい」のか、「決めたい」のか、「やり方が分からない」のか。ここで記事の型が変わります。
3. 読み終わったあと、どうなってほしいのか
「これをやってみよう」と思ってほしいのか、「こっちを選ぼう」と決めてほしいのか。ゴールを決めておくと、書いている途中で迷いません。
この3つが決まっていれば、記事の半分はできたようなものです。
キーワードを決める
次に、その記事を「何と検索した人」に届けるかを決めます。これがキーワードです。
探し方
Googleの検索窓に、読者が使いそうな言葉を入れてみてください。下に出てくる候補が、実際に検索されている言葉です。
たとえば「WordPress 初期設定」と入れると、「WordPress 初期設定 プラグイン」「WordPress 初期設定 やること」といった候補が出ます。こうした候補は実際の検索をもとに表示されるので、読者がどんな言葉で調べているかを知るヒントになります。
ラッコキーワードのような無料ツールを使うと、候補をまとめて見られます。最初のうちは、Googleの検索候補だけでも十分です。
初心者が狙うべき言葉
最初は、悩みが具体的に表れているキーワードを狙います。
「ブログ」「副業」のような大きな言葉は、企業サイトや大手メディアが上位を占めています。それに、言葉が大きすぎると、何を書けばいいのかも決まりません。
- ブログ → 検索する人は多いが、何を書く記事なのか決まらない
- ブログ 始め方 → まだ広い
- ブログ 始め方 40代 会社員 → 読者の状況が見えるので、書く内容が決まる
検索する人の数は減りますが、その分たどり着きやすくなります。そして、状況がはっきりしている読者のほうが悩みも具体的なので、成果にもつながりやすいです。
競合記事を見る
キーワードが決まったら、実際にそれで検索してみてください。上位10記事をざっと見ます。
見るのはこの3つです。
どんな見出しで構成されているか — 読者が知りたい順番の参考になります
何が書かれていないか — ここが自分の記事の価値になります。手順が省略されている、初心者には難しい、情報が古い。そういう穴を探します
自分だから書けることがあるか — 上位が大手企業や専門メディアばかりで、自分が追加できる情報も見つからない場合は、もう少し具体的なキーワードを探してみます
内容をそのまま真似するのは避けてください。著作権の問題がありますし、同じ記事が増えても検索エンジンは評価しません。あくまで、何が求められているかの確認です。
構成を作る
いきなり本文を書き始めると、途中で迷子になります。先に見出しだけ並べてください。
順番は、読者が知りたい順です。書きたい順ではありません。
よくある失敗が、前置きを長く書いてしまうことです。背景の説明、用語の定義、業界の動向。読者はそこを読みたくて来ていません。答えを先に出して、詳しい説明は後ろに置きます。
構成づくりは、AIに手伝ってもらうと早いです。
「〇〇(キーワード)で検索する人向けの記事構成を作ってください。読者は〇〇に困っている人です。見出しの一覧と、それぞれで書く内容を1行で示してください。読者が知りたい順に並べてください」
出てきたものをそのまま使わず、自分で並べ替えたり削ったりしてください。AIは網羅的に並べるので、要らない見出しも混ざります。
実際に書く
構成ができたら本文です。パーツごとにコツがあります。
タイトル
中身と一致させることが一番大事です。
「絶対に稼げる」「誰でも簡単」といった煽り文句は、クリックはされても信用を失います。読み終わった読者が「思っていた内容と違った」と感じたら、二度と来ません。
キーワードは自然に入れます。無理に詰め込むと読みにくくなります。
導入
長くしないでください。何が分かる記事なのかを、最初の3〜4行で伝えます。
読者は、自分の悩みが解決しそうかどうかを一瞬で判断します。そこで「違う」と思われたら、そのまま戻ってしまいます。
悩みに触れて、この記事で分かることを示す。それだけで十分です。
本文
結論から書きます。 見出しの下に、まず答えを置く。理由や背景はその後です。
そして、具体を書いてください。「重要です」「意識しましょう」で終わっている段落は、読者にとって何も残りません。何をすればいいのか、どうなるのかまで書きます。
自分の経験は、書ける範囲で入れてください。実際にやってみて詰まったこと、失敗したこと。ここが他の記事との違いになります。
まとめ
次にやることを一つだけ示します。
あれもこれもと並べると、結局どれもやりません。「まずこれをやってみてください」と一つに絞ったほうが、読者は動けます。
広告リンクをどこに置くか
収益記事に広告を貼るとき、置く場所で成果が変わります。
広告リンクは、読者が「詳しく見たい」「申し込みたい」と思うタイミングに置きます。
記事の冒頭にいきなり広告があると、読む前に離脱されます。商品の説明をして、メリットもデメリットも書いて、「自分に合いそうだ」と思ったところにリンクがある。この順番です。
料金やメリットを理解したあと、申し込み手順の前、記事末など、話の流れに合う場所へ置いてください。同じリンクを不自然に並べると、売り込みが強く見えます。
売り込みすぎない
初心者がやりがちなのが、良いところだけを書いてしまうことです。
読者は疑いながら読んでいます。良い話だけの記事は、かえって信用されません。デメリットや、向いていない人も書いてください。そのうえで「こういう人には合います」と書いたほうが、結果的に選ばれます。
PR表記を忘れずに
アフィリエイト広告を載せる記事には、広告であることが分かる表示が必要です。2023年10月から、広告と分からない表示は景品表示法の規制対象になっています。
記事の冒頭など読者が分かりやすい場所に「本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます」などと表示して、広告を含む記事だと分かるようにします。求められているのは、読者が広告だと判別できることです。
AIをどう使うか
AIは、記事作成のかなりの部分を手伝ってくれます。ただ、使い方を間違えると質が落ちます。
任せていいところ
- 構成案を出す
- 調べ物をまとめる
- 下書きを作る
- 書いた文章を読みやすく直す
自分でやるところ
- 誰に何を書くか決める
- 構成の順番を判断する
- 事実を確認する
- 自分の経験を書き足す
AIが書いた文章をそのまま公開するのは避けてください。
AIは、事実でないことをそれらしく書きます。数字、固有名詞、料金、制度の内容。この4つは特に間違えるので、必ず元の情報を確認してください。確認できないものは削ります。
そして、AIの文章はどうしても一般論になります。誰にでも当てはまることしか書いていない記事は、誰にも刺さりません。自分の経験や、自分が調べて確認したことを足して、初めて記事になります。
AIの具体的な使い方は、別の記事で詳しく書いています。
▶ 【リンク:AIライティングの始め方】
公開したら終わりではない
書き上げて公開したあとも、やることがあります。
内部リンクをつなぐ
集客記事から収益記事へ、関連する場所にリンクを置きます。記事が増えてきたら、過去の記事からも新しい記事へリンクを足してください。
数字を見て直す
公開してすぐは、ほとんど読まれません。数ヶ月経ってから、どのキーワードで表示されているかを見て、記事を直していきます。
このあたりは、記事が数本たまってからで大丈夫です。
まとめ
書く手順をもう一度並べます。
- 誰が読むのか、何に困っているのかを決める
- キーワードを決める(悩みが具体的に表れている言葉)
- 競合記事を見て、足りないものを探す
- 構成を作る
- 結論から書く、具体を書く
- 広告は、読者が知りたい情報の後に置く
最初の1本は時間がかかります。私も1本目に5時間かけました。ただ、型が分かれば2本目からは速くなります。
まずは、自分が実際に使っているものを1つ紹介する記事から書いてみてください。書けることが一番多いので、最初の1本には向いています。


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