Claudeでnoteを1本書き上げる|ネタ探しから公開まで実際の流れを解説

AIライティング

note副業で「月○万円」「AIで記事を書いて収益化」といった発信を、最近Xなどでよく見かけるようになりました。

私自身もnoteで収益化していますが、記事の執筆をAIに丸投げしているわけではありません。テーマだけ渡して、そのまま1本書かせる。これだけだと、ネットで少し調べれば出てくる情報をまとめた文章になりやすく、お金を払ってでも読みたいと思ってもらえる内容にはなかなかなりません。

AIを使うなら、いきなりテーマだけ渡して全文を書いてもらうのではなく、ネタを掘る、読者の悩みを整理する、構成を考える、といった工程から使った方が力を発揮します。構成が決まったらClaudeに全文のたたき台を書いてもらい、そこに自分の経験や判断を加えて、自分の記事に仕上げていきます。

この記事では、私がnoteを書くときにAIをどう使っているのかを、ネタ探しから構成、執筆、仕上げまで順番に解説します。収益化の方法そのものではなく、まず「読んでもらえる記事をどう作るか」に絞ります。

今回は1つのテーマを例に、ネタを見つけるところから実際の進め方を解説します。ニーズの探し方、Claudeへの指示、候補の絞り方、構成や文章をどこで人が直すのかまで、具体例を使いながら順番に見ていきます。

この記事でわかること
✓
Claudeを使ってnoteのネタを探す方法
✓
読者のニーズを確認して記事テーマを絞る流れ
✓
Claudeで構成を作り、記事全文を書いてもらう方法
✓
Claudeの文章に自分の経験や判断を加えて仕上げる方法
  1. なぜnote執筆にClaudeを使うのか
  2. 全体の流れ
  3. 1. Claudeにニッチな悩み・ニーズ候補を5つリサーチしてもらう
    1. たとえば、こんな5候補に分ける
  4. 2. 5候補を評価して2つに絞る
  5. 3. 上位2テーマだけ、実際に外を見る
    1. Googleで見るもの
    2. noteで見るもの
    3. XとQ&Aで見るもの
    4. 4か所で見る理由
    5. 調査するときは、こんな形でメモする
  6. 4. 最終テーマ・読者・読後のゴールを決める
    1. 有料記事にするなら、ここでもう1つ確認する
  7. 5. Claudeに自分らしい文章の基準を伝える
    1. プロジェクトに保存しておく
    2. 過去記事がある人は、文章の基準として渡しておく
  8. 6. Claudeに記事構成を作ってもらい、人が整える
    1. 構成が出たら、ここを削る
  9. 7. 確定した構成をもとに、Claudeに記事全文を書いてもらう
  10. 8. Claudeが書いた全文を、自分の記事に直す
    1. まず、問題点だけ洗い出す
    2. 経験が足りない部分だけ、事実を渡して直す
    3. Claudeの文章を直すときのイメージ
  11. 9. 事実・文章・読みやすさをチェックする
    1. ①事実チェック
    2. ②文章チェック
    3. ③読みやすさチェック
  12. 10. note用に仕上げて公開する
    1. タイトル
    2. 有料記事にするなら、無料エリアも作る
    3. 見出し画像
    4. ハッシュタグ
    5. 公開前の最終確認
  13. 11. 公開後の反応を次の記事に戻す
  14. Claudeがあれば始められる。でも続けると学ぶことも見えてくる
  15. 今日から1本作ってみる

なぜnote執筆にClaudeを使うのか

文章を書ける生成AIは、Claudeだけではありません。ChatGPTをはじめ、いくつか選択肢があります。

私自身も有料版を含めて複数の生成AIを使い比べてきました。その中で、noteのように「人が読んだときの自然さ」が大事な文章では、Claudeが一番使いやすいという印象を持っています。

特に感じるのは、文章の口調です。

こちらで書き手の立場や話し方をある程度決めておくと、説明文っぽくなりすぎず、人が実際に話しているような文章に寄せやすいです。長めの文章でも、前後の流れを保ったまま直してもらいやすいと感じています。

もちろん、Claudeに変えれば自動的に良い記事になるわけではありません。実体験が薄ければ文章も薄くなりますし、テーマ選びや読者の悩みがずれていれば、きれいな文章ができても読まれません。

だから今回の記事では、Claudeだけで記事を完成させるのではなく、Claudeに何を任せて、どこを自分で判断するかを分けながら進めます。

Claudeを使ったことがない人でも、今回紹介する流れはそのまま試せます。


全体の流れ

まず書き始めるなら、この流れでOKです。

noteを1本書き上げるまでの流れ
ネタ探しから公開後まで、11ステップで進めます。
01
Claudeにニッチな悩み・ニーズ候補を5つリサーチしてもらう
02
5候補を評価して2つに絞る
03
Google・note・Xなどで、その仮説が実在するか人が確認する
04
最終テーマ・読者・読後のゴールを決める
05
Claudeに自分らしい文章の基準を伝える
06
Claudeに記事構成を作ってもらい、人が整える
07
確定した構成をもとに、Claudeに記事全文を書いてもらう
08
Claudeが書いた全文を、自分の記事に直す
09
事実・文章・読みやすさをチェックする
10
note用に仕上げて公開する
11
公開後の反応を次の記事に戻す
ニーズを探す → テーマを決める → Claudeに全文を書いてもらう → 自分の記事に直す → 公開する。
公開後の反応は、次の記事のニーズ探しに戻していきます。

ネタ探しとテーマ選びでは、Claudeは仮説を出し、人が実際に確認して決めます。 ここが入れ替わると、どこかで見たような記事になります。

順番にも意味があります。多くの人は「自分が書きたいこと」から始めて、あとからニーズを探します。ここでは逆に、市場にある具体的な悩みを先に見つけて、その中から自分の経験で答えられるものを選びます。

note公式も、有料コンテンツを作るときはまず読者のニーズがあるかを考えることをすすめていて、自分の経験を振り返るだけでなく、SNSや無料記事で反応があった話題もヒントになると案内しています。(出典:note編集部「有料記事やサブスクで役立つ5つのポイント!」 https://note.com/notemag/n/n5ef5ff8b0760 )


1. Claudeにニッチな悩み・ニーズ候補を5つリサーチしてもらう

「noteのネタを10個考えて」では広すぎます。どこかで見たことのあるテーマ名の一覧になりやすいです。

Claudeに探させるのは、テーマ案ではなく**「具体的に困っている人」**です。

たとえば「転職」というテーマなら、「転職で困っている人」ではまだ広すぎます。

  • 未経験職種に応募したいが、職務経歴書に書ける実績がない
  • 転職回数が多く、面接で理由をどう説明するか迷っている
  • 内定が出たあと、今の会社にどう退職を伝えるか分からない

このくらいまで細くします。

狭くすることには理由があります。note公式も、狭い分野やニッチな分野であるほど本やネットに情報が少なく、希少価値が出ると説明していて、「仕事術」のような広いテーマなら切り口や読者のターゲットを絞ることをすすめています。(出典:note編集部「はじめてでも簡単!有料記事のテーマ5選と書き方のコツ」 https://note.com/notemag/n/nf7284792a3b6 )

プロンプト①:ニッチな悩みを探す

noteの記事テーマを決めたいです。

テーマ領域:
(例:転職、AI副業、子育て、Excelなど)

Web上の情報を調べて、
「困っている人はいるが、広すぎないニッチな悩み」を5つ探してください。

それぞれについて、

1. 誰が困っているのか
2. 具体的に何に困っているのか
3. どんな言葉で検索・質問しているのか
4. 既存の記事では何が十分に答えられていないのか
5. noteの記事にした場合、どんな切り口が考えられるか

を整理してください。

「AI」「副業」「転職」のような大きすぎるテーマは避けてください。

できるだけ実際の検索結果、SNS、Q&A、記事などを根拠にし、
確認できる情報には出典を付けてください。

最後に5候補を表にしてください。

有料プランを使っている場合は、ここでResearch機能をオンにすると効率的です。Researchは複数の検索を重ねながら調べ、引用元付きで結果を返してくれます。Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかのプランで、Web検索をオンにしていることが条件です。(出典:Anthropic Help Center「Use research on Claude」 https://support.claude.com/en/articles/11088861-use-research-on-claude )

Researchが使えない場合も同じ手順で進められます。返ってくるのは仮説なので、STEP3で自分で確認すれば済みます。

たとえば、こんな5候補に分ける

たとえば「Claude初心者」をテーマ領域にした場合、候補は次のような形まで具体化します。ここで大事なのは、この5つ自体ではなく、「誰が」「何に困っているか」まで細くすることです。

誰が何に困っているか
登録だけした会社員最初の1問が思いつかず、画面を閉じてしまう
業務で使い始めた人出力が長すぎて、そのままでは使えない
複数のAIを試した人どれをどの用途に使うか決められない
資料作成に使いたい人社内の情報をどこまで貼っていいか判断できない
続けようとした人数回使って、そのまま放置している

実際にプロンプト①を使ったときも、ここで出てくる5候補はあくまで仮説です。この段階では需要が確認できたわけではありません。

2. 5候補を評価して2つに絞る

ここが効率化のポイントです。

5テーマ全部についてGoogle、note、X、Q&Aを調べ始めると、それだけで時間がなくなります。先にClaudeに採点させて、人が調べる対象を2つに減らします。

評価軸はこの5つです。

  • 悩みが具体的か
  • ニーズ仮説を支える根拠があるか
  • 自分の経験を入れられるか
  • 既存記事との差を作れるか
  • 読者にとって役立つ価値を作れそうか

プロンプト②:5候補を評価する

先ほどの5候補を評価してください。

以下を各5点で採点してください。

・悩みの具体性
・ニーズ仮説を支える根拠があるか
・私の経験との相性
・既存記事との差別化
・読者にとっての価値を作りやすいか

私の経験:
(自分の経験を書く)

合計点だけで決めず、
「自分だから書けるか」を重視してください。

上位2テーマを残し、
残り3テーマを今回は見送る理由も書いてください。

合計点だけで決めない、と書いておくのが大事です。点数が高くても自分の経験がゼロなら、書き上げても中身が薄くなります。

見送る理由まで出させておくと、あとで「やっぱりあれも書けばよかった」と迷わなくなります。

3. 上位2テーマだけ、実際に外を見る

ここで初めて自分の目で確認します。Claudeが出したのは仮説なので、その悩みが本当に存在するのかを人が見に行きます。順番はGoogle、note、X、Q&Aです。

Googleで見るもの

テーマを検索窓に打ち込み、入力途中に出る候補と、結果の下に出る関連する検索を見ます。拾いたいのはキーワードそのものより「悩みの言い方」です。

ひとつ注意があります。検索候補は実際の検索をもとにしていますが、Google自身が、予測入力の仕組みは複雑で、特定のトピックで最もよく使われる検索語句をそのまま表示しているわけではないと説明しています。地域やその時の話題も影響します。つまり「候補に出た=需要が大きい」とは言い切れません。

noteで見るもの

note内検索で、どんなタイトルが並んでいるか、どんな切り口が多いか、自分と同じ体験を書いている人がいるか、その中で自分なら何を足せるかを見ます。

似た記事があると「もう書かれているからやめよう」と思いがちですが、逆です。記事が複数あるということは、それだけ関心を持たれている可能性があります。ただし、他の記事のスキ数から人気度を推測するのはやめておきます。外から分かる情報には限りがあるので、数字より切り口を見た方が役に立ちます。

XとQ&Aで見るもの

Xでは、テーマ名ではなく困っている人が使いそうな言葉で探します。「使い方 わからない」「入れたけど」のような打ち込み方です。見るのは、サービスを紹介している投稿ではなく本人が困っている投稿です。

Q&Aサイトでは、回答ではなく質問文そのものを読みます。本人がどんな言葉で悩みを表現しているかを知るためです。マーケティングの世界で「コンテンツ設計」と呼ばれる話も、本人は「noteで何を書いたらいいか分からない」と書いています。記事では後者の言葉を使います。

4か所で見る理由

1か所だけでは判断しません。見るのは次の5点です。

  • 本人がどんな言葉を使っているか
  • 同じ悩みが複数の場所にあるか
  • 既存記事はどこまで答えているか
  • コメントや投稿で追加質問が出ていないか
  • 自分なら何を追加できるか

調査するときは、こんな形でメモする

たとえば「Claudeを開いたけれど何を聞けばいいか分からない」という候補を確認するなら、次のような形でメモしていきます。下の内容は調べ方を説明するための例です。実際の記事テーマを決めるときは、自分で検索して確認した内容を使ってください。

見た場所確認する内容
Google候補どんな言葉で検索されているか
note内検索どんな記事や切り口がすでにあるか
X困っている本人がどんな言葉を使っているか
Q&Aどんな質問が具体的に出ているか

4か所を回して似た悩みが繰り返し出てくるなら、記事テーマとして試してみる材料になります。ただし検索ボリュームを測ったわけではないので、需要が確実にあると証明できたわけではありません。

ここで確認した内容は、あとで構成と本文を作るときにそのまま渡します。メモに残しておいてください。

4. 最終テーマ・読者・読後のゴールを決める

確認できた悩みを、記事の形にします。たとえば、先ほどの例ならこうなります。

悩み:Claudeを開いたが、最初に何を聞けばいいか分からない
 ↓
テーマ:Claudeを開いたけど何を聞けばいい?初心者が最初に試す5つの質問

読む人も1人に絞ります。「AIに興味がある人」では広すぎて、書いているうちに誰に向けているか分からなくなります。

Claudeに登録したものの、何を聞けばいいか分からず、そのまま画面を閉じてしまった会社員

ここまで具体的だと、どこから説明を始めるかが自然に決まります。年齢や家族構成の設定は作りません。見るのは「今どこで詰まっているか」の1点で足ります。

そして、読み終わったあとにできるようになることを1つだけ決めます。

Claudeに最初の1問を送れる

ゴールが1つに決まっていると、書いている途中で話が広がりそうになったときに切り落とせます。ここが曖昧だと、あれもこれも書きたくなって長いだけの記事になります。

有料記事にするなら、ここでもう1つ確認する

無料と有料では、入れるべき情報の密度が変わります。STEP2で「読者にとっての価値を作れそうか」を見ましたが、その価値を無料で届けるのか、有料にできる密度なのかを、ここで決めておきます。

判断はシンプルで、検索すればすぐ出てくる情報や基本的な使い方が中心なら無料向き。実際に試した結果、失敗したこと、自分で調べて比較した結果、時間をかけないと集められない情報が入るなら有料の候補になります。

note公式も、経験や知識が1つの記事にまとまっていること自体に価値があり、読むことで自分で調べたり経験したりする手間を省けるならお金を払う読者もいる、と説明しています。(出典:note編集部「はじめてでも簡単!有料記事のテーマ5選と書き方のコツ」)

情報の珍しさより「手間を肩代わりできているか」で考えると判断しやすくなります。1本目なら無料で出して、反応を見てから有料記事の題材を決める進め方も現実的です。

5. Claudeに自分らしい文章の基準を伝える

読む人を決めたら、もう1つ決めておきたいのが「この記事を書いている人」です。

同じ内容でも、専門家が解説する文章、初心者が試した記録、会社員が自分の経験を話す文章では、言葉の選び方が変わります。ここを決めずにClaudeへ本文を書かせると、見出しごとに口調が変わったり、急に専門家のような言い方になったりします。

細かなキャラクターを作る必要はありません。必要なのは、実際の自分に合わせた「立場」と「書き方のルール」です。

プロジェクトに保存しておく

記事を書くたびに毎回プロンプトへ貼っても使えますが、何本もnoteを書くつもりなら、Claudeのプロジェクトに保存しておく方が楽です。

Claudeには、テーマごとにチャットや資料、指示をまとめられる「プロジェクト」という機能があります。2026年8月時点では無料版でも利用でき、無料ユーザーは最大5つまでプロジェクトを作れます。プロジェクトごとに指示を設定して、Claudeの回答の口調や立場を指定することもできます。(出典:Anthropic Help Center「What are projects?」 https://support.claude.com/en/articles/9517075-what-are-projects )

「note執筆」というプロジェクトを1つ作り、プロジェクト指示に設定を入れておきます。以下は私が使っている設定例です。「書き手」の部分は、自分の実際の立場や経験に合わせて変更してください。

このプロジェクトでは、noteの記事を作成します。

【書き手】
・会社員
・AI副業を実際に試している
・AIの専門家として振る舞わない
・自分で試したことは自分の経験として書く
・試していないことは調査した情報として書く
・初心者と同じ目線を残す
・一人称は「私」
・読者には普通に話しかける

【文章】
・短文を1文ずつ機械的に改行しない
・スマホでも読みやすいよう、内容のまとまりごとに段落を分ける
・1文に複数の内容を詰め込みすぎない
・同じ結論を繰り返さない
・難しい言葉を必要以上に使わない
・過剰に褒めたり煽ったりしない
・本人が経験していないエピソードを作らない

一度入れておけば、そのプロジェクト内で新しいチャットを作ったときも同じ設定が効きます。記事ごとのテーマ、読者、今回使う自分の経験など、毎回変わる情報だけをその都度渡せば済みます。

なお、これはClaudeが自分の文章を学習して覚えるという話ではありません。あくまで、そのプロジェクトの中で出力の基準として参照される設定です。

過去記事がある人は、文章の基準として渡しておく

プロジェクトには、指示だけでなく資料も入れられます。プロジェクトのナレッジには、文書やテキスト、コードなどをアップロードできて、Claudeはそれを踏まえて答えるようになります。(出典:Anthropic Help Center「What are projects?」)

ここに、自分が気に入っている過去のnoteを2〜3本入れておきます。「自然な口調にして」と毎回抽象的に頼むより、実物を見せた方が再現性が出ます。文章の癖は言葉で説明しづらいので、これがいちばん早いです。

過去記事がまだない場合は、上の設定だけで進めて問題ありません。1本目を書き終えたら、それを次回の参考資料として入れておけば済みます。

過去記事を入れる場合は、プロジェクト指示に次の一段落を足します。

【文章の参考資料】

プロジェクトに入れてある過去記事のうち、
「自分の記事01〜03」を文章の参考にしてください。

内容や表現をコピーするのではなく、

・文章の長さ
・段落の切り方
・一人称
・読者への話しかけ方
・説明のテンポ

の参考にしてください。

過去記事にない体験や事実を創作しないでください。

最後の1文は外さないでください。参考資料として過去記事を渡すと、そこに書いてあるエピソードを別の記事に流用してくることがあります。

なお、通常のプロジェクトナレッジは無料版でも使えます。大量の資料を扱うときに自動で働くRAGによる拡張は、有料プラン向けの機能です。(出典:Anthropic Help Center「What are projects?」)参考記事が数本なら、無料版で問題ありません。

6. Claudeに記事構成を作ってもらい、人が整える

ここまでで材料が揃いました。テーマ、読者、ゴール、自分の経験、STEP3で確認した調査結果。これを全部渡して構成を作ってもらいます。

プロンプト③:構成づくり

これからnoteの記事を1本作ります。

【テーマ】
(STEP4で決めたテーマ)

【読者】
(STEP4で決めた読者)

【読後のゴール】
(この記事を読んだあと、読者にどうなってほしいか)

【私が記事に入れられる経験】
・
・
・

【調査して分かったこと】
・
・
・

上記をもとに、noteの記事構成を作ってください。

H2とH3だけを出してください。
本文はまだ書かないでください。

条件:
・読者の悩みに答える順番にする
・私の経験を自然に入れられる見出しを作る
・一般論だけの見出しは避ける
・同じ内容を別の見出しで繰り返さない
・読後のゴールから外れる話は入れない

有料記事の場合は、
無料部分と有料部分をどう分けると読みやすいか、
候補位置も示してください。

最後の有料部分の区切りは、note側の決まりではなく、この記事で提案している作り方です。参考として位置を出させておくと、あとで判断しやすくなります。

構成が出たら、ここを削る

Claudeが出した構成を見るときは、見出しの数より中身を見ます。たとえば次のような見出しが入っていたら、削るか統合します。

「Claudeとは」「Claudeでできること」 今回の読者がすでにClaudeを使い始めているなら、本題に入る前の説明が長くなります。

内容が似ている2つの見出し 1つにまとめます。同じ内容を別々に書かせると、本文でも重複しやすくなります。

読後のゴールより先の話 今回のゴールが「最初の1問を送れる」なら、その後の活用方法まで広げません。別の記事に回します。

このように、Claudeの構成を完成形として使うのではなく、読者とゴールに合わせて人が整理してから全文執筆へ進みます。ここで削っておくと、次の全文執筆で無駄な文章が生まれずに済みます。


7. 確定した構成をもとに、Claudeに記事全文を書いてもらう

構成が決まったら、全文を書いてもらいます。見出しを1つずつ完成させていくより、まず最後まで通した方が、あとで直すときに全体が見えます。

プロンプト④:全文執筆

先ほど確定した構成をもとに、
noteの記事本文を最初から最後まで書いてください。

【テーマ】
(テーマ)

【読者】
(読者)

【読後のゴール】
(ゴール)

【私が実際に経験したこと】
・
・
・

【調査して確認した情報】
・
・
・

【確定した構成】
(STEP6で決めた構成)

条件:
・構成の順番に沿って最後まで書く
・私が伝えていない体験談を作らない
・私の経験と調査した情報を混同しない
・一般論だけで文章を膨らませない
・具体的な経験がある部分では、その内容を優先する
・同じ結論を別の見出しで繰り返さない
・短文を1文ずつ機械的に改行しない
・内容のまとまりごとに自然に段落を分ける
・プロジェクトに設定した書き手の立場と口調に合わせる
・無理にきれいな結論を作らない

ここで出てくるものを完成品だと思わないでください。作っているのは、あくまで全文のたたき台です。

それでも全文を先に出す意味があります。通しで読むと、記事全体の流れ、重複している話、一般論で埋めている箇所、経験が足りない部分、AIっぽい表現が、まとめて見えてきます。見出し単位で作っていると、この視点が持てません。

8. Claudeが書いた全文を、自分の記事に直す

ここがこの記事でいちばん大事な工程です。

最初に見るのは、文章がきれいかどうかではありません。この記事に、自分だから出せる情報が入っているかです。

具体的にはこの順で見ます。

  • 一般論だけになっている部分
  • 自分の経験を入れられるのに入っていない部分
  • Claudeが勝手に補った体験や感情
  • 調査情報と自分の経験が混ざっている部分
  • 読後のゴールから外れている部分

そして、埋められるところに次のものを入れていきます。実際に試したこと、失敗したこと、数字や期間、その判断をした理由、やってみて分かったこと。この5つが入ると、記事の性格が変わります。

まず、問題点だけ洗い出す

自分で読むだけだと見落とします。Claudeにも探させます。

プロンプト⑤:全文レビュー

今作った記事全文をレビューしてください。
ここで見たいのは、文章のうまさではなく、記事の中身です。

次の観点で、修正した方がいい箇所を指摘してください。

・一般論だけになっている部分
・私の経験を入れられるのに、入っていない部分
・私が伝えていない体験や感情が追加されている部分
・調査した情報と私の経験が混ざっている部分
・読後のゴールから外れている部分

文章表現の良し悪しには触れないでください。

この段階では文章を書き直さないでください。

「該当箇所」
「問題だと思う理由」

だけを一覧にしてください。

書き直させないのがポイントです。一覧が出たら、上から順に自分で判断します。指摘のうち、削るもの、経験を足すもの、そのままでいいものに分けてください。

文章の重複や口調のブレは、ここでは扱いません。編集して中身が変わると、直した先からまた出てくるからです。それはSTEP9でまとめて見ます。

経験が足りない部分だけ、事実を渡して直す

自分の経験を入れて部分修正するときは、先に事実を渡してから書き直してもらう方が早いです。

プロンプト⑥:部分修正

次の部分だけ書き直してください。

【対象の見出し】
(見出し)

【現在の文章】
(修正したい文章)

【私が実際に経験したこと】
・
・
・

この経験を使って文章を修正してください。

条件:
・ここに書いた事実だけを使う
・新しい体験や感想を作らない
・一般論より私の経験を優先する
・前後の記事と同じ口調にする

「ここに書いた事実だけを使う」は外さないでください。これがないと、それらしい体験談が付け足されることがあります。自分がやっていないことが記事に入ると、あとで困るのは自分です。

Claudeの文章を直すときのイメージ

たとえば、Claudeが次のような一般論中心の文章を書いたとします。

◯◯の理由は、大きく分けて3つあります。1つ目は、AIに何ができるのかを把握できていないことです。できることの範囲が分からなければ、何を頼めばよいのか判断できません。2つ目は、質問の粒度が分からないことです。(中略)重要なのは、完璧な質問を用意しようとしないことです。まずは気軽に話しかけてみることから始めましょう。

印をつけると、こうなります。

  • 「大きく分けて3つあります」→ 数を宣言してから並べる型。全部これだと単調になる
  • 「判断できません」「得られません」→ 否定形が続く
  • 「重要なのは〜ことです」→ 硬い言い回し
  • 「気軽に話しかけてみることから」→ きれいにまとまりすぎた結論。誰でも書ける
  • 全体として、書いた人がその場で何をしたのかが1文もない

いちばん問題なのは最後です。経験を入れる前提の見出しなのに、原文には書き手がいません。

ここに自分の経験があるなら、事実を渡して直していきます。「自分が最初にClaudeを使ったときに何につまずいたか」「何を試したか」「どこで考え方が変わったか」といった事実を追加し、Claudeにはその事実だけを使って書き直してもらいます。

一般論の部分が自分がやったことに置き換わると、字数は変わらなくても中身が変わります。

9. 事実・文章・読みやすさをチェックする

編集が終わったら点検します。STEP8で中身を自分の記事にしたので、ここでは編集後の文章そのものを見ます。コツは、種類の違うチェックを混ぜないことです。一度に全部頼むと、どれも浅くなります。

①事実チェック

数字、商品名、サービスの仕様、引用、リンク先、そして「本人が本当に体験したことか」を確認します。

プロンプト⑦:事実チェック

次の文章を、事実の面だけチェックしてください。

・根拠が示されないまま事実として書かれている箇所
・数字、固有名詞、サービス仕様で確認が必要な箇所
・前後で矛盾している箇所

【私が実際に経験したこと】
・
・
・

以下についても確認してください。

・本文中の体験談に、上記へ書いていない体験や事実が追加されていないか

指摘だけしてください。書き換えは不要です。
文章表現については触れないでください。

【文章】
(ここに本文を貼る)

最終的な確認は自分でやります。Claudeが「正しい」と言ったことが正しいとは限らないので、数字や仕様は元の情報を見に行ってください。

②文章チェック

編集で文章を足したり削ったりすると、重複や口調のブレが新しく生まれます。ここでまとめて見ます。

プロンプト⑧:文章チェック

次の文章を、文章表現の面だけチェックしてください。

・同じ内容を別の言い方で繰り返している部分
・箇条書きにする必要がない箇条書き
・「重要なのは」「〜と言えるでしょう」などの硬い言い回し
・途中で口調が変わっている部分
・一文が長くて読みづらい部分

修正案は出さず、該当箇所と理由だけを挙げてください。

【文章】
(ここに本文を貼る)

修正案を出させないのがポイントです。直すのは自分でやった方が、自分の文章になります。

③読みやすさチェック

これは自分の目で見ます。

  • 見出しだけ読んでも内容が分かるか
  • 見出しの階層が崩れていないか
  • 1文に複数の内容を詰め込みすぎていないか
  • 段落が長すぎないか
  • 画像に必要な代替テキストが設定されているか
  • リンクが「こちら」など意味の分からない文言だけになっていないか

見出し、見出しの階層、1文の長さ、代替テキスト、リンクの文字については、note編集部のアクセシビリティのガイドに沿っています。見出しだけで内容が分かるようにすること、見出しは大きい階層から順に使うこと、1文に情報を詰め込まないこと、画像の内容を代替テキストで書くこと、リンクの文字はリンク先が分かるように具体的に書くこと、が挙げられています。1文の長さについては、読点が3つを超えたら文を分けることを検討する、という目安も示されています。(出典:note編集部「だれでも読みやすい記事の書き方とは?アクセシビリティのためのライティングガイド」 https://note.com/notemag/n/nb79ae3cf1d32 )

段落については、noteヘルプが長すぎる段落を避けるよう案内しています。(出典:noteヘルプセンター「より多くのひとに書いた記事を読んでもらうために」 https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360015040773 )

特に見落としやすいのが最後の2つです。「詳しくはこちら」だけだと、リンク先に何があるか分からないまま押すことになります。


10. note用に仕上げて公開する

本文ができたら、届けるための部分を作ります。ここを雑にすると、中身が良くても読まれません。

タイトル

タイトルは最後に作ります。先に決めると、タイトルに引きずられて中身がずれるからです。

noteヘルプでは、まず何について書かれた記事なのかをタイトルに入れることをすすめていて、長すぎるタイトルは一覧やX上で省略されてしまうため、25文字ぐらいまでに短くするのがおすすめとされています。また、具体性を加えると読者が想像しやすくなるとも案内されています。(出典:noteヘルプセンター「タイトルのポイント」 https://www.help-note.com/hc/ja/articles/900005614143 )

購入されている有料記事500件を分析したnote編集部の記事では、タイトルに「具体性」「読者にとってのメリットの明確さ」「トレンド性」が共通して見られたとされています。設計するときは、①誰に向けた内容か ②どんな価値があるか ③どんな内容か ④どう伝えるか、の4点を意識するとよいそうです。(出典:note編集部「有料記事500件を分析して見えた、noteで購入されやすいタイトル設計の基本」 https://note.com/notemag/n/n367ec637ae54 )

また、note編集部のアクセシビリティのガイドでは、タイトルは検索結果や通知の一覧で途中で切れることがあるため、記事の内容が分かる言葉を前に持ってくることがすすめられています。(出典:note編集部「だれでも読みやすい記事の書き方とは?アクセシビリティのためのライティングガイド」)

これを踏まえた実践上の目安として、この記事では15〜25文字程度に収めることをおすすめします。

プロンプト⑨:タイトル案

タイトルを10案作ってください。

条件:
・15〜25文字程度に収める
・何についての記事か分かる言葉を入れる
・記事の内容が伝わる具体性を持たせる
・重要なキーワードをできるだけ前方に置く
・煽らない
・本文に書いていない成果を入れない

抽象的なタイトルは除外してください。

出てきた10案から選ぶのは自分です。本文に書いていないことがタイトルに入っていたら、その案は捨てます。

有料記事にするなら、無料エリアも作る

note編集部がビジネス・ITカテゴリでよく購入されている有料記事100件を分析したところ、無料エリアには「共感・問いかけ」「変化の物語」「ベネフィットの提示」の3要素が多く含まれていたそうです。(出典:note編集部「有料記事100件を分析して見えた、noteで購入されやすい無料エリアの書きかた」 https://note.com/notemag/n/nb51c6c55f1ac )

プロンプト⑩:無料エリア

この記事を有料noteとして販売すると仮定します。

無料エリアを作ってください。

以下の3要素を入れてください。

・読者が感じている悩み
・私自身が経験したこと
・この記事を読むと何が分かるか

ただし、
煽る表現や過剰な成果保証は使わないでください。

有料部分の内容を隠しすぎず、
購入前に「自分に必要な記事か」を判断できる文章にしてください。

隠しすぎないことが大事です。読者は無料エリアを見て、自分に必要な記事かどうかを判断します。判断できないまま買わせる形にすると、読んだあとの評価が下がります。

見出し画像

noteのヘルプでは、投稿データを見る限り見出し画像がある記事は読まれやすいという統計があり、ビュー数やスキ数に数十パーセントの差がつくとされていて、特別な事情がない限りすべての記事につけることが推奨されています。

毎回オリジナルを作るのが大変な場合は、「みんなのフォトギャラリー」から他のクリエイターが投稿した画像を使えます。使った場合は画像の下に提供者へのリンクが表示されます。(出典:noteヘルプセンター「より多くのひとに書いた記事を読んでもらうために」 https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360015040773 )

ハッシュタグ

ここは、公式の目安と分析結果で数字が違うので分けて書きます。

noteヘルプでは、ハッシュタグは記事に属性をつけて見つけやすくするためのもので、特別な理由のない限り3〜5個程度を目安にするとよいとされています。(出典:noteヘルプセンター「ハッシュタグとは」 https://www.help-note.com/hc/ja/articles/900004261886 )

一方、note編集部が購入されている有料記事500件を分析した結果では、3〜7個程度で組み合わされているものが主流で、ジャンル・読者ニーズ・具体キーワードが含まれ、読者が実際に検索しそうな言葉で構成されている傾向があったそうです。逆に、抽象的すぎるもの、主語が書き手になっているもの、同義語を並べたものは避けたいとされています。(出典:note編集部「有料記事500件を分析して見えた、noteで購入されやすいハッシュタグ設計の基本」 https://note.com/notemag/n/n32e8a6605662 )

1本目なら、公式の目安どおり3〜5個で十分です。今回ならこんな組み合わせになります。

#AI副業 #note初心者 #Claude活用 #noteの書き方

「何について、誰のために、どんな切り口で」がタグの並びから読み取れるかを確認してください。

公開前の最終確認

  • 見出し画像が入っているか
  • ハッシュタグを設定したか
  • 有料にする場合、無料エリアの区切り位置は適切か
  • 改行が詰まりすぎていないか
  • 太字が多すぎないか
  • 誤字脱字

ここまで済んだら公開します。


11. 公開後の反応を次の記事に戻す

公開して終わりにしません。ここが次の記事のネタ探しになります。

スキ数だけを見るのではなく、次の4つをメモしておきます。

  • Xで反応された部分
  • コメントで聞かれたこと
  • 読者から追加で質問されたこと
  • 自分が書いていて説明不足だと感じたところ

特に3つ目は価値が高いです。読者から出た追加質問は、その人が実際に困っている証拠なので、STEP1でClaudeに探させた仮説より確度があります。

note公式も、SNSや無料記事で反応があった話題は有料コンテンツ化のチャンスだと案内しています。(出典:note編集部「有料記事やサブスクで役立つ5つのポイント!」)

つまり、こう回します。

調査 → 記事 → 公開 → 反応 → 次の記事の調査

1本目はClaudeの仮説から始まりますが、読者から反応や質問が集まれば、2本目以降は実際の言葉から始められます。この差はかなり大きいです。

Claudeがあれば始められる。でも続けると学ぶことも見えてくる

ここまで11ステップを見てきましたが、Claudeが担当したのは、候補を探す、採点する、構成を出す、全文を書く、問題点を挙げる、という部分です。

決めたのは全部人でした。5候補のうちどれを残すか。仮説が本当かをどこで確認するか。構成のどこを削るか。全文のどこに自分の経験を足すか。無料にするか有料にするか。

この判断ができるかどうかで、同じClaudeを使っても仕上がりが変わります。そして判断の精度は、ツールの使い方とは別の知識に支えられています。ニーズの調べ方、事実の確かめ方、読まれる文章の考え方。このあたりです。

順番としては、まず作ってみて、詰まったところを学ぶ形がいいと思っています。この話は別記事で詳しく書きました。

【ここに内部リンク:AI副業は独学でできる?実際にやってみて「学ぶ必要がある」と感じた理由】

今日から1本作ってみる

ここまで読んだら、まず1つテーマ領域を決めて、実際に進めてみてください。

今日から1本作ってみる
この順番で進めれば、ネタ探しから公開まで1本通して進められます。
01
ニッチな悩みを5つ調べてもらう
02
5候補を評価して2つに絞る
03
Google・note・Xなどで実際のニーズを確認する
04
テーマ・読者・ゴールを決める
05
Claudeに自分らしい文章の基準を伝える
06
Claudeに構成を作ってもらい、不要な見出しを削る
07
確定した構成で全文を書いてもらう
08
自分の経験を入れて直す
09
事実・文章・読みやすさをチェックする
10
タイトル・見出し画像・ハッシュタグを整えて公開する
11
公開後の反応を次の記事に戻す
まずは、この流れで1本を公開まで持っていく。
公開後に出てきた反応や質問を、次の記事のニーズ探しに戻していきます。

最初から完璧な1本を作る必要はありません。

まずは、この流れで1本を公開まで持っていく。実際に出してみると、「次はここを直したい」という部分が必ず見えてきます。

その反応を、次の記事のニーズ探しに戻していけばOKです。

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